1月22日に余市町の中央公民館において、『就労選択支援』という障がい福祉サービス(令和7年10月から新たに開始)
について学ぶ研修会を行いました(38名参加)。
講師は2名でいずれもモデル事業に携わっている吉田 志信氏(社会福祉法人はるにれの里 石狩障がい者就業・
生活支援センターのいけるセンター長)と川田 純氏(特定非営利活動法人ユージュアル えべつ障がい者しごと
相談室すてら室長)にお越しいただきました。
前半は講義形式で、障がい者雇用と就労支援の現状のお話から始まり、新たな制度創設に至る背景や制度の目的
基本プロセス、期待される効果、実施主体の要件、サービスを受けられる対象者、新たな制度を地域で機能させる
ために求められることなど、モデル事業を実施しているからこそ、見えてきた成果と課題を含めて、新制度の
全体像をご教示頂きました。
後半は、講師と参加者が車座となり、質疑応答・意見交流を行いました。参加者からは、就労選択支援員の要件
社会資源が限られている地方都市におけるサービス提供の課題、学校でサービス導入により期待される効果と
懸念点などについて、それぞれのお立場から積極的な質問と意見交換が図られました。
就労選択支援は、障害のある方が自分に合った働き方を見つけるための重要な制度です。北後志地域で自立支援協議会の
構成団体が主体となって、この制度をどのように創設し、機能させていくのか、障がい福祉計画を策定する自治体との
連携を含めて、引き続き情報共有をしながら協議していくことが求められます。