精神科病院の長期入院患者さんや施設入所者の方の地域生活を実現するための南後志地区の協議会が

10月9日に黒松内町保健福祉センターで開催され、12機関、24名が参加しました。

前半は倶知安保健所の安澤保健師より、精神障害や精神疾患の基礎を初学者にも分かりやすい形で

講義して頂きました。続いて、精神障がい者地域生活支援センターしりべしのセンター長より

「精神保健福祉医療の新たな視点と失敗事例から支援を考える」というテーマで話題提供を行いました。

後半は経験専門家から「障害や病と向き合い、地域で生きる」と題し、日常の暮らし方、発病のきっかけ

苦しみ・葛藤・差別の実際、支えになったもの・回復への道のり、願いなどを伺いました。

黒松内のひまわりB1からは当事者4名が発表し、しりべしからはピアサポーター2名が話をしました。

会場からは活発な質問が出されるとともに、お話に感銘を受けたり、学びが深まったりしたといった

声が聞かれました。また、それぞれのライフヒストリーに触発を受けて、自己の業務に反映させていきたい

とのコメントもありました。

参加者間で、専門職としての知見と当事者である経験専門家の体験や知識が共有され、相互学習を深める機会となりました。