8月27日(水)に 第77回ネットワーク会議を開催しました。

今回は相談支援部会とのコラボ開催とし、「ある施設の現状から地域福祉を考える」

というテーマで学びを深めました。
施設の入所者の平均年齢は45.7歳と高く、特に1棟では高齢化が進み、車いすや歩行器を利用する方も

増えている現状が報告されました。

過去5年間の退所理由は「療養型施設への移行」や「死亡」が多く、障害者施設では医療行為や24時間体制での

看護配置が難しいため、看取りをめぐっても様々な課題があることが共有されました。

さらに、職員不足の中で支援の質をどう維持するか、また支援の難しい利用者が増えている中で、職員一人ひとりの

力量や体制づくりの必要性についても意見が出されました。

今回の研修を通して、障害と高齢、医療と福祉といった分野が重なり合う現状を改めて実感しました。

地域で安心して暮らし続けるためには、施設だけでなく、地域福祉や相談支援、医療機関などが連携し

支え合っていく仕組みづくりが大切であることを学びました。