第2回目の後志圏域地域移行研修会が後志総合振興局会議室にてハイブリッド形式で行われ
16団体38名の方が出席をされました。
総合司会は、我がセンターの新澤ピアサポーターが務め、主催者挨拶(公益財団法人北海道精神保健推進協会)のあと
今回の研修の趣旨説明(精神障がい者地域生活支援センターしりべし)を行いました。
趣旨説明では「精神障害にも対応した包括ケアシステムの構築を進めて行くミッションが私たちの目の前にあります。
これは私たちが取り組んでいる社会的入院の解消を進め、病院から地域で受けとめるため必要な整備を整えること
もちろんありますが、地域には、精神障がいによっては医療福祉の対象になっている方や、医療が必要ではないけれど
メンタルに不調ぎみな方もいらっしゃいます。
この包括システムというのは、全ての住民が精神的な健康を保つことができる仕組み作りをすることだと言うことを
とらえております。
仕組み作りに係る方々が、仕組み作りに必要な資源を知ることがとても大事なことと思い企画をしました」
と説明させて頂き、「保健所の紹介~あなたの地域に保健所があります」をテーマに、小樽保健所、倶知安保健所
岩内保健所より事業紹介をして頂き全体で共有をし、皆さんより感想頂きました。
感想では、保健所の役割や相談できる機能が知れた・心の健康相談やアルコール依存症への取組など、具体的な取り組みを知れた
保健所がより身近に感じた等の感想が聞かれ、より良い機会になったと感じています。
また参加されたピアサポーターも、保健所が相談に行っていいところと知らず、自分も病院へ治療行く前に保健所の保健師の方に
関わってもらえたら安心できたかなと思ったとか、今後ピアサポーターとして活動していく上で、保健所が相談にのってくれる
ということを支援対象者の方に伝えていきたいと話されていました。
改めて出席された方々と、想いを共有したり、今後の取り組みの参考として様々な意見等も伺え、大変有意義な時間でした。
地域移行研修は、後志圏域地域生活移行支援協議会に医療・福祉・保健等の関係者で構成する打ち合わせ会議
(Y(やる気)A(ある)S(しごと)P(プロジェクト)会議)を設置し企画しています。
今後も、より良い研修を地域の皆様にお届けできるよう企画していきたいと思います。